会計士メーカー経理サラリーマンが挑む家計管理と投資 

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イニシャルコストとランニングコスト(家計管理⑥)

 コストにはいろんな切り分け方があります。今日はイニシャルコストとランニングコストについて考えたいと思います。

イニシャルコスト、ランニングコストとは?

 

 イニシャルコストのイニシャルは、頭文字のイニシャルと同じ意味の「最初の」という意味です。ランニングコストのランニングは日本語でも使う「走る」という意味の他に「維持する」という意味があります。

それを踏まえると、それぞれこんな意味になりますね

イニシャルコスト=初期費用

ランニングコスト=維持費用

 

 車で考えてみましょう。

ディーラーショップで車を買う時、車本体の値段は初期費用なのでイニシャルコストです。一方車のガソリン代、駐車場代、車検代などは、車を持って使っている限りかかってしまう維持費ですのでランニングコストです。

 

見えるコスト、見えないコスト?

 

 イニシャルコストはお店に行けばすぐわかります。商品についている値札の値段そのものですからね。見えやすいです。一方ランニングコストは見えにくいです。冷蔵庫でいえば電気代です。「1カ月当たり何ワット消費するか?」「製品寿命はどれくらいか?」など情報を集めて自分で計算しないといけません。

家電特有のランニングコストとして特に見落としがちな費用は処分費用です。

 ある一定の家電は廃棄時の処分費用は家電リサイクル法によって、廃棄する人が負担する事になっています。

僕は1人暮らしをしていた頃4万円くらいの冷蔵庫を使ってました。捨てる時8,000円位とられました・・・なんかちょっと損した気分になりました・・・見えにくいコストですね。

 

削りづらいランニングコスト

 

 ランニングコストはその性質上削りづらい固定費になりやすいです。

 スマホ代がいい例ですね。一度大手通信キャリアと契約すると悪名高き「2年縛り」によって毎月ほぼ固定額請求されます。でも高いからといって他のキャリヤや格安スマホに乗り換えるには手続きが面倒臭いですし、今のご時世まさかスマホを使わないなんて事は考えられません。このように人々の生活に密着していて、他のサービスに切り替える事が難しいコストは削減しにくいです。

 サービスを提供する側の企業としては一度契約してしまえば毎月安定した現金収入が得られるのでこんなにいいビジネスはありませんね。(ソフトバンクの孫さんはやっぱりすごい!)

 

家計での注意点と対策!

 

生活レベルをむやみに上げない

 

 ランニングコストは日々の生活や習慣に直結しています。収入が増えたからと言って今よりもちょっといい車を買ったりすると、それに連動してパーツ代やタイヤ代などの見えにくい維持費が高くなりがちです。それだったら今の車のままの生活を継続するか、それも覚悟した上で購入するかですね

 

シェアリングエコノミーを活用する

 

 そもそもなるべくランニングコストがかからないようにするという発想もあります。

 最近シェアリングエコノミーという言葉は流行っています。自分が使いたい時だけ使わせてもらって、あとは他の人が使う。つまり物を所有するのではなくて、みんなと分け合ってコストも分け合おうという発想です。非常に合理的な考えかと思います。

 また車を例に出してしまいますが、元々は駐車場賃貸サービスをしていたタイムズ24という会社があるのですが、最近カーシェアリング事業による利益のウエイトが高くなってきているようです。必要な時だけ車を使いたいという人々やニーズが高まってきているんだなと思います。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!


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