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機会費用で機会を逃すな?!(投資・会社分析②)

 

  「機会費用」という経済用語があります。この「機会費用」を人生という観点から考えるとおもしろいので紹介しようと思います。

機会費用とは? 

 「機会費用」英語ではオポチュニティコストともいいます。機会費用というのが一般的ですかね。でも字づらからは全然意味わかんないですね。僕も「機会」にかかった「費用」?意味わからんと思ってました。まあそれで半分正解なんですけどね。

こんな意味です。

ある事をした事によって失われた、別の事をしていたら得られたであろう利益

 ここで大事なのは機会“費用”とありますが“利益“の事です。失われた利益=費用と考えます。“機会”を失った“損失”ともいいかえられます。

 

 例えばある人が英会話教室に通ったとしましょう。

4時間/月の時間と1万円/月の授業料を払って、英語ペラペラのかっこいい自分?を夢見て英会話教室に通っています。

 

 この人は月に英会話を習うのに4時間使っていますが、4時間あれば時給1,000円でアルバイトをすれば4,000円ゲットできます。この4,000円が機会費用です。英会話教室に通わずにアルバイトしていたらゲットできたであろう利益という事になります

 

 実際に4,000円お金が無くなったわけではありません。ただ4,000円を稼ぐ機会を失っています。これを機会費用として考えるのです。この機会費用を0にすることが最適な意思決定となります。

 

最善の選択肢はどれだろうか?

 人生は選択の連続です。小さい選択でいえば「今日何を食べようか?」とか「来週どこ行こうかとか?」とかです。大きな選択でいえば「どこの会社で働こうか?」とか「誰と結婚しようか?」とかです。

 

 その時に自分が最善だと思っている選択肢を人は選んでいるはずです。つまり自然とこの機会費用を0にするように人は、生きていると思います。

 でも世の中には成功して幸福な人もいれば、失敗して不幸になる人もいます。それぞれが最善の選択をしているはずなのになぜでしょうか?

 

情報の非対称性

  「情報の非対称性」難しい言葉ですね。意味はみんながみんな同じ情報を持っているわけではないということです。これだけ世の中がネット社会化していて情報が氾濫していても、個人で持っている情報の量と質は異なります。また全ての情報を人間一人で把握することは不可能です。異なる情報を持っている人が同じ選択をするわけないですよね。

 

幸せの価値観

  例え同じ情報をもとに同じ選択をした結果が同じだったとしても、その結果がその人にとって幸せかどうかはわかりません。

 

 僕は中学受験をして何とか頑張って、志望中学校に行くことができました。僕は大喜びでした。ただ僕の中学の同級生の内の一人はもっとレベルの高い中学を受験して不合格となり、仕方なく僕と同じ中学校で学生生活を送っていました。彼からしたら不本意だったのでしょう。

 同じ中学校を合格したという結果は変わりませんが、彼と僕とではその捉え方が違いました。

 

長い目でみるかどうか?

  先ほどでてきた中学受験に失敗した同級生は今、同じ中学校の同級生(僕の親友)とパートナーシップを組み、会社を設立して夢と野望?を抱きながら楽しそうに働いています。彼にしたら中学校に入った時は不本意だったかもしれませんが、その中学校にいたからこそパートナーシップを組んだ同級生と出会えて、楽しく働けているのかもしれません。

 

 かの喜劇王チャーリーチャップリンがこんな名言を残しています。

「人生はクローズアップ(短期的)で見たら悲劇だが、ロングショット(長期的)でみたら喜劇だ」

 時間軸をずらすと物事のとらえ方って変わるのかもしれませんね。

 

機会を逃さない!それが機会費用0に近づく道?

  機会はチャンスともいいます。

 人生にはリスクもありますが、チャンスも転がっています。常にアンテナをはって、情報を収集していればそのチャンスに気づく事ができます。あとはそれをつかむかどうかは個人の判断ですし、その結果が良かったか悪かったかを決めるのは自分自身です。

 

 出てきた結果が自分にとって良いか悪いかは別として、アンテナを張り続けるという事自体は機会費用を0に近づける1つの方策なのでは?と考える今日この頃です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 


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