会計士メーカー経理サラリーマンが挑む家計管理と投資 

お金の事(貯金、節約、収入アップ方法、投資)、最近の出来事について記事にします。

ジョブローテーションが無かったら?(サラリーマン考察①)

こんにちは! Tarokachoです。

秋が深まっていますね。食べ物がおいしくなる季節です。

 

 今日は家計管理④とリリースする予定だったのですが、会社生活で最近よく思う事を書きたいなと思ったので少し寄り道してみようかと思います。

会社員には異動はつきものです。僕は異動は正直あまり好きではありません。また一から人間関係作らなきゃならないし・・・面倒臭い・・・

 この異動=ジョブローテーションが無かったらどうなるのかなと思い。記事を書いて頭の中を整理しようかなと思います。

 

ジョブローテーションが無かったら?

 

業務の複雑化。ブラックボックス

 人が仕事をしていくと徐々に慣れ、業務工程を工夫し効率化していきます。その事自体はとても良い事なのですが、他の人が理解できないぐらいまで、効率化してしまい結果的に業務がブラックボックス化することがあります。

 僕は経理の仕事をしているのですが、前任者が使用していたエクセルシートを使って仕事をします。長い間担当だった前任者から引き継がれてきたエクセルファイルは必ずと言っていいほど、難解な計算式が組まれ、シート数が多く、計算式に統一性がないのです。おそらく初めはシンプルなファイルだったのでしょうが、効率性アップ、作業時間の短縮を図るために何回かファイルのマイナーチェンジした結果、「誰も解けない暗号みたいなファイル」ができあがったのでしょう。

 引き継ぎがしっかりされずに異動されてしまう事も多いので、僕はファイルの数式を辿って、計算構造と背景にある考え方をなんとなく推測しながら仕事を進めるのですがこれがとても大変なのです。特にそのファイルに想定されていないイレギュラーな事が起こった時は大変です。どこをどういじればいいか探さなければなりません。下手にいじるとファイルのロジックが壊れてしまいます。もううんざりします。

 定期的に担当者が代われば後任者に業務が引き継がれる回数が多くなるのでマニュアルが整備されるでしょうし、引き継ぐ人に配慮されたわかりやすくシンプルなファイルが引き継がれるようになるかと思います。

担当者の権威化

 誰かに頼られるというのは、自尊心が満たされてとても気持ちのいいものです。「この件については○○さんに聞かないとわからない」とか「これについては○○君に任しておけば大丈夫」みたいに思われていたらとても気分がいいですね。でもそれがあまりにも程度を過ぎると、「自分はこの職場に不可欠な人間だ!」とか「自分に責任以上の判断の権限がある」と勘違いしてしまいます。その結果周りに横柄な態度をとったり、質問に対して誠実に答えなくなったり、わからない人の気持ちがわからずに「一度教えたことは二度と聞くな」みたいな事を言ってくる人も出てきてしまうのです。それが原因で周りが委縮し、職場の雰囲気が悪くなったみたいな話はよく聞きます。

 定期的なジョブローテーションで、経験が無い業務を定期的にさせ、初心に戻り謙虚な気持ちで業務臨むことができるような機会を本人に与えてあげる事は、周りの人にも本人にとってもメリットがあるのではないかと思います。

 不正の温床になる

 担当者の権威化と少し似ているのですが、業務が専門化してしまうとその人がいったい何をしているのかわからない事がよく起こります。そうすると誰も業務のチェックが行えなくなります。これが不正の温床になるのです。

 最初は誰も見ていないから少しくらいいいかなと思っていた不正行為がどんどんエスカレートしていき。最終的には懲戒解雇になるくらいの不正行為に手を染めていたみたいな事はどこの会社でも発生しているのではないでしょうか?

 実際私の会社であった話を紹介します。大型海外案件を受注してくるなど活躍が目覚ましく優秀でその部門では欠かせないエースがいました。

 彼がいると部門の売上が伸びるので、部門幹部はその人をそばに置きたがり、その部門での在職期間も必然的に長くなっていました。仕事柄海外出張に良く行っていたらしいのですが、ある時彼が海外出張中に彼と連絡が取れないことが多々あったようです。彼によればその国の電波状況が良くないから電話もメールもできなかったと言っていたようですが、良く調べてみるとカラ出張をしており、本当は熱海へ温泉旅行に行っていたのです。それだけではなく会社に海外出張をしたとウソをつき、出張旅費を不正にだまし取っていた事も発覚しました。その人はもちろん退職金無しの懲戒解雇になったようです。

 長年一緒に一緒に仕事をしていた人は、まさかあの人がそんな事をしているとは思わなかったと口ぐちに言っていました。その人を信用するあまり誰も彼の業務をチェックしていなかったのが大きな原因でしょう。

 

 以上のように考えるとジョブローテーションは周りの人にも、会社にもメリットがあるのかなと思いました。またジョブローテーションは環境が大きく変わるので、ストレスになりえますが、知見を広めるという意味で本人にとっては有意義な経験かなと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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