サンマ半減・サケ4割減 店頭価格大幅高!! サンマについていろいろ調べてみた!
秋ですね~
だんだん過ごし易くなってきました。むしろちょっと寒いくらい。
食欲の秋です。
秋と言えばサンマです。脂がのったサンマ1尾と大根おろしと醤油と白米があればもう何もいらない。
完成された世界です。
日経電子版にこんな記事が載っていました。
秋が旬の魚の不漁が続いている。7~9月の漁獲量はサンマが前年同期と比べて5割、サケは4割減少した。海水温の変化などが原因とみられ、記録的な不漁となった前年をさらに下回る可能性が高い。スーパーや鮮魚店の販売価格はサンマが前年に比べて3~4倍に高騰している。
日経電子版10/5より一部引用
なんてこったい!!
サンマが!! 秋の味覚が!
これはほうっておけないっ!
ということで色々調べてみました。
サンマの漁獲量
※水産庁 年次統計より
10年前の約半分になっている・・・2016年は特に記録的な不漁だったようですが、例年少しづつ減ってきていることがわかります。
日本近海の海洋環境が変化してきたこと、人口増加と食文化の変化による中国や台湾の漁獲量の急激な上昇がその理由に挙げられるようです。
価格推移について
※政府統計 小売物価統計調査より
わかりやすい価格変動です。最近は最高値で120円を超えるようになってきています。
秋になると価格が高騰するのですね。秋に需要が高まり価格が高騰すると
これがもし株価だったら、毎年大儲けできるのに・・・いやみんなやるから無理か
秋はサンマを食べるという食習慣が日本に根付いている事がよくわかります。
毎年の最高値を見ても2013年を除いて徐々に上がってきています。
サンマの消費量
総務省統計局の資料に面白い表が載っていました。
サンマの月別消費量を見ると
やっぱり秋の味覚ですね。9月10月が勝利表が多いです。
日本では1世帯あたり年間1.4kgのさんまを食べていますね 大体12尾くらいでしょうか?
9月単月でみると
東北が消費量が多いですね。全国平均の1.8倍にもなります。東北や北関東沖が主な漁場だからでしょう。気仙沼さんまフェスティバルとかは有名ですね。
どうやって獲っているのか?
サンマは秋にオホーツク海から太平洋の南側に移動します。
サンマは光に集まる習性があります。集魚灯を照らして、船の近くにおびき寄せ、網の中にサンマを誘い込みます。この漁法をさんま棒受網漁法といいます。
養殖はだめなのか?
いくら大衆魚とはいえ価格が上がってしまうと、ちょっと買うのをためらってしまいますね。
うなぎやブリとかタイみたいに低価格を維持するために養殖できないんでしょうか?
近畿大学のクロマグロの養殖化成功など、最近養殖技術も向上しているみたいです。
でもスーパーで養殖もののサンマって、見た事がないです。
網で捕獲すると弱ってしまうほどサンマは非常にデリケートな魚です。また価格も上でみたように高いときでも140円を超えません。養殖に成功したとしてとてもペイできないようです。養殖魚としてサンマはコストパフォーマンスが悪いようです。
世界の人口が増えて、なおかつ食生活のレベルも向上すれば、海洋資源の価格は需給の関係から高騰するのは目に見えています。
限られた海洋食資源を維持するために、世界で年間漁獲量を決める試みがなされているようですが、みんなで仲良く秋の味覚を味わいたいものです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
(Thank you very much for reading a blog to the end..)
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